経済プレミアインタビュー

バブル期の銀行にはソロバンで部下を殴る上司がいた

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江上剛さん=2016年12月16日、田中学撮影
江上剛さん=2016年12月16日、田中学撮影

 作家、江上剛さんは、銀行時代の経験から「過労自殺の裏側には必ずパワハラがある」と考えている。江上さんのインタビューの2回目は、長時間労働を是正し、働き方を抜本的に改革するにはどうすればいいのかという点に話が進んだ。【聞き手は今沢真・経済プレミア編集長】

 --江上さんが銀行に在籍していたころ、行員が病んだり過労自殺したりすることが実際にあったのですね。

 ◆江上剛さん そのとおりです。1年先輩の行員の過労自殺のほかに、自殺まで至らなくても、うつ病を発症した行員もいて、人事部時代に面接をしました。バブルの時には信じられないようなことがありました。業績の上がらない行員、というよりもきっと要領の悪い人だと思うんですが、支店の机の上にソロバンを置いて、上司がそこに座らせる。ソロバンの玉で足が痛いじゃない? 江戸時代の拷問と同じですよ。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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