切ない歌を探して

28年の時がいとおしく寂しいSMAP「夜空ノムコウ」

森村潘・ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷
CD店に掲示されたSMAPへの感謝のメッセージカード=大阪市天王寺区で2016年12月26日
CD店に掲示されたSMAPへの感謝のメッセージカード=大阪市天王寺区で2016年12月26日

 1年が過ぎ去り、また新しい年を迎える。時の流れだけは止めようがない。「あれからずいぶんたったね」とか、「若いころは……」と、しみじみ時の流れを思うとき、同時に切ない思いが交錯したりするものだ。

 「うさぎ追いし かの山」と歌う「ふるさと」も、郷愁とともに過ぎ去った時間を感じるから、よりしんみりとするのではないか。

 若くても、時の流れに喪失感を覚える。学生時代に別れを告げ、社会人になるとき、「これで青春も終わりか」などと寂しさが去来するのは、今も昔も変わらない。

この記事は有料記事です。

残り1517文字(全文1749文字)

森村潘

ジャーナリスト

大手新聞、雑誌編集などを経てコミュニティー紙の編集などに携わる。ジャンルを超えて音楽を研究、アメリカ文化にも詳しい。