
桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」
少女漫画のようにかわいかったり美しかったりするキャラクターが活躍する一方で、実にミステリアスかつグロテスク--そんな小説を読んだ。「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(2004年)である。
著者は、08年に「私の男」で直木賞を受賞した桜庭一樹(さくらば・かずき)さん。「砂糖菓子……」はその出世作となった。
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少女漫画のようにかわいかったり美しかったりするキャラクターが活躍する一方で、実にミステリアスかつグロテスク--そんな小説を読んだ。「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(2004年)である。
著者は、08年に「私の男」で直木賞を受賞した桜庭一樹(さくらば・かずき)さん。「砂糖菓子……」はその出世作となった。
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