切ない歌を探して

公演裏方を優しくねぎらう「ザ・ロードアウト/ステイ」

森村潘・ジャーナリスト
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 「縁の下の力持ち」は、いたるところにいる。だが、文字通り「縁の下」だから、ふつうは見えない。会社でも地域コミュニティーでも、目立つ人の優れた業績の陰にはそれを支え、地道に働く何倍、何十倍もの人がいる。

 その人たちの仕事に感謝し、ねぎらいの声をかけるやさしい歌に最近出合った。といっても、新しい歌ではない。これまでも聴いたことがあったが、改めて英語の歌詞を見て、「ああ、そうなのか」と、少し胸が熱くなるような新しい発見だった。

 アメリカのロック界のレジェンドの一人、ジャクソン・ブラウンの「The Load-Out (ザ・ロード・アウト)」と「Stay(ステイ)」という二つの曲をメドレーにした「ザ・ロード・アウト/ステイ」という長い歌のことだ。

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森村潘

ジャーナリスト

大手新聞、雑誌編集などを経てコミュニティー紙の編集などに携わる。ジャンルを超えて音楽を研究、アメリカ文化にも詳しい。