英国で今、1人の元気象予報士が話題を集めている。1980年代、BBCで「お天気おじさん」として活躍したマイケル・フィッシュ氏。きっかけはイングランド銀行(中央銀行、BOE)の主席エコノミスト、アンディ・ホールデン氏が1月5日に行った講演で、自らの経済予測の誤りをフィッシュ氏の過去の天気予報の失敗とだぶらせたことだった。
87年10月15日。フィッシュ氏はいつものようにBBCの昼の天気予報に登場した。「先ほど嵐を心配する女性からBBCに電話がありました」と伝えたうえで、「心配しないでください。英国に嵐は来ません。嵐はスペイン方面に向かってます」。きっぱりと嵐の到来を否定した。
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