
いまの時期、大学3年生は春の就職活動開始に向けて準備を始めていることでしょう。近年、企業は新卒採用の判断基準に「グローバルな活躍が期待できる人材」を挙げています。もちろん、新卒者に限ったことではありません。
多くの日本企業が、若手社員を自社の世界戦略に貢献するグローバル人材に育てようと、語学研修や海外留学などさまざまな施策を実施しています。部下を、海外で通じる社員に育てるよう命じられる管理職もいます。
ただ、「グローバルな人材」という言葉を誤解している人は少なくないようです。筆者も、勘違いでちょっとした失敗をしたことがあります。
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細川義洋
ITコンサルタント
1964年、神奈川県生まれ、立教大学経済学部経済学科卒。NECソフト(現NECソリューションイノベータ)、日本IBMでシステム開発やコンサルティングを行う。著書に「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」「IT専門調停委員が教える モメないプロジェクト管理77の鉄則」(日本実業出版社)などがある。