この酒場この一品

一杯一杯日本酒が進む立ち飲み酒場の絶品つまみ

印束義則・ライター
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「肉じゃが」(1本290円税別、以下同)。肉じゃがを串ものに仕立てたアイデアが光る
「肉じゃが」(1本290円税別、以下同)。肉じゃがを串ものに仕立てたアイデアが光る

 もんじゃ焼きの聖地として名高い、東京・月島。もんじゃ焼き店が軒を連ねる、“月島もんじゃストリート”の入り口部分に、1軒の立ち飲み酒場がある。日本酒が売り物で、メニュー表には53種もの銘柄がずらりと並ぶ。これに“隠し酒”が10種加わり、酒の注文は日本酒が7割を占めるという人気店だ。しかも店主の出身地、島根の日本酒が充実しており、メニュー表に20種、隠し酒に5種と存分に堪能できる。

 店づくりも独特だ。奥行き4メートル34センチのケヤキ一枚板のカウンターが中央にドーンとあり、お客さんはそれをぐるりと取り囲む形で思い思いの時間を過ごす。一枚のカウンターをみんなで囲めば、その距離感の近さから、いつしか知らない者同士も、すっかり仲よしに。そんなコミュニティー的な役割も果たす立ち飲み酒場が「つねまつ久蔵商店」(東京都中央区月島、東京メトロ有楽町線、都営地下鉄大江戸線月島駅徒歩1分)だ…

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印束義則

ライター

1966年福岡県生まれ。飲食店専門誌を多数発行する旭屋出版で「すしの雑誌」など専門誌、ムック編集に携わり、独立後はライターとして幅広く活躍。これまでに取材した飲食店は2000店以上、ローカル立地の繁盛店などニッチな飲食店情報に強い。「月刊近代食堂」(旭屋出版)に「ローカル実力店の強さの秘訣」「繁盛店を作るメニュー表」、「日本外食新聞」(外食産業新聞社)に「二等立地…地方立地…ありえない立地 印束義則の繁盛店実況中継」を連載中。