良い物をより高く売る経営

「観光客殺到の金沢」で古都の風情が残る穴場はここ!

中村智彦・神戸国際大学教授
  • 文字
  • 印刷
JR金沢駅に停車中の北陸新幹線=中村智彦撮影
JR金沢駅に停車中の北陸新幹線=中村智彦撮影

 北陸新幹線の開業で北陸3県は観光客が急増しています。特に観光都市の金沢では「名所の人の多さには閉口する」という声も聞こえますが、少し視点をずらせば穴場スポットもあるようです。北陸新幹線開業時に富山県黒部市などで調査研究に携わった神戸国際大学の中村智彦教授(地域経済論)が、金沢と周辺のおすすめスポットを紹介します。

 まず、金沢市中心部から少し離れたスポットに目を向けてみる。JR金沢駅からバスで南に5分ほどの繁華街、片町の周辺である。前回紹介したファッション商業施設「片町きらら」北側の出入り口前にある「片町1丁目」の交差点から、南東に延びているのが竪町(たてまち)商店街だ。ファッションビルや若者向けの雑貨店などが並び、ずっと歩いていくと竪町交差点にぶつかる。

 この大通りの交差点を渡った角には、老舗の肉屋「天狗中田本店」が、堂々たる和風のたたずまいで営業している。そのまま直進すると新竪町商店街だ。この商店街は、そこまでの雰囲気から一変し、和装店や古美術店、古書店、喫茶店などが並んでいる。

この記事は有料記事です。

残り2260文字(全文2708文字)

中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」にも出演。