東芝問題リポート

主力行以外も格下げに同調か 大損失・東芝の戦々恐々

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東芝の多額損失問題で、売却の可能性も出てきたとされる東芝病院=2017年1月27日、小座野容斉撮影
東芝の多額損失問題で、売却の可能性も出てきたとされる東芝病院=2017年1月27日、小座野容斉撮影

東芝解体の危機(5)

 東芝の「債務者区分」を、主取引3行の一角であるみずほ銀行が「正常先」から「要注意先」に1段階引き下げた──。日経新聞の1月28日朝刊の小さな記事が、金融界に大きな波紋を広げている。

 銀行の「債務者区分」は、融資先企業をランク付けして注意するだけではない。「貸し倒れ引当金」を計上することと密接に結びついている。貸し倒れ引当金は、銀行が融資の焦げ付きに備える予防措置だ。融資した企業の業績が回復すれば、引当金は戻る。ただし、引当金を積んでいる間は、損失と同様の効果を持つ。

 みずほ銀行や三井住友銀行といった主取引行は、東芝に対して1000億円規模の融資をしている。担保を確…

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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