高齢化時代の相続税対策

相続税申告漏れで“怖い”税務調査がやってきた

広田龍介・税理士
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 東京都内在住のY子さん(72)。数年前、夫婦で所有している温泉付きのリゾートマンションにゆっくり骨休めに出かけたところ、夫が脳梗塞(こうそく)で倒れ、近くの病院に入院することになった。

 幸い症状は軽く、しばらくその病院で療養をした後、自宅に戻った。しかし夫はその時以来体調がすぐれず、都内の自宅で静かな療養生活を続けたものの、昨年脳内出血で亡くなってしまった。

 夫の相続財産は自宅の土地・建物と、経営していた不動産管理会社の株式、預貯金、証券会社で運用していた上場株式で、相続税評価額は約5億円だった。

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。