
中国・上海で昨年12月、「大江戸温泉物語」という名前の入浴施設がオープンし、日本の「大江戸温泉物語」が関係を全面否定した騒ぎは記憶に新しい。運営する中国企業は「商標やロゴの使用について日本側と正式に契約を結んでいる」と胸を張り、日本側の社長名や企業印が入った契約書まで公開した。本家本元はすべて否定しているが、この入浴施設はその後も営業を続けている。
この施設では、熊本県のゆるキャラ「くまモン」のイラストがパネルに無許可で使用されており、熊本県や熊本市などでつくる熊本上海事務所が見つけて是正を求めた。施設側はイラストを撤去したという。
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赤間清広
毎日新聞経済部記者
1974年、仙台市生まれ。宮城県の地元紙記者を経て2004年に毎日新聞社に入社。気仙沼通信部、仙台支局を経て06年から東京本社経済部。16年4月に中国総局(北京)特派員となり、20年秋に帰国。現在は霞が関を拠点に、面白い経済ニュースを発掘中。新著に「中国 異形のハイテク国家」(毎日新聞出版)
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