
昨年、首都圏で売りに出された中古住宅の戸数が、新築分譲住宅の戸数を上回った。
これは、日本の不動産の歴史上、重大な出来事である。
日本では長い間、新築住宅をせっせと造り続けてきた。古い一戸建てを売る場合も、古家付きで売るより、古家を取り壊して更地にする、もしくは新しい家を建てて建売住宅として売るケースが多かった。
いわゆるスクラップ・アンド・ビルド(壊しては造る)を実践してきたわけだ。そのスクラップ&ビルドを改め、いよいよストック住宅(今ある住宅を中古として活用する)時代に入ったわけだ。
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