スキル・キャリア職場のトラブルどう防ぐ?

ママ社員の無理筋要求に上司はどう対応すべきか

井寄奈美 / 特定社会保険労務士

 Aさんは従業員数100人ほどの会社の男性経理課長です。2人の子供を育てるワーキングマザーの部下B子さんへの対応に困っていました。B子さんは、第2子が3歳になった3カ月前まで、第1子出産後から通算で5年間、時短勤務をしていました。

 同社では、育児・介護休業法に定められた、子供が3歳になるまで利用できる短時間勤務制度があり、社員の希望により最大2時間まで勤務時間を短縮することができます。一般社員は午前9時から午後6時までですが、B子さんは午前10時から午後5時までとしていたのです。

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井寄奈美

井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/