
先日、鹿児島の知覧を訪問する機会があった。太平洋戦争中に神風特攻隊の前線基地となった陸軍の飛行場があったところだ。知覧特攻平和会館には、沖縄の激戦地に向けて片道分の燃料と爆弾を積み出撃していった17歳から20代前半の若者たちの写真や絶筆が多く展示されており、彼らの慟哭(どうこく)が嫌でも伝わってくる。
20歳そこそこで「人生の総決算 何も謂ふこと無し」などと書き残して旅立っていった若者たちが、今の日本の働き方改革の議論を見聞きしたらどう思うであろうか。
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