3回目の来日を果たし、記者会見するカレン・カーペンター(右)とリチャード・カーペンター(左)=1974年5月30日
3回目の来日を果たし、記者会見するカレン・カーペンター(右)とリチャード・カーペンター(左)=1974年5月30日

社会・カルチャー切ない歌を探して

時代と国境を超えた「カーペンターズ」の美しい歌声

森村潘 / ジャーナリスト

 これまで何人ものポピュラー音楽の女性歌手にインタビューしてきて、彼女たちにとって好きな歌手、あこがれの歌手としてその名がもっとも多く挙がったのが、カレン・カーペンターだった。

 1970年代から80年代はじめにかけて、ポップスの世界で一世を風靡(ふうび)したカーペンターズの女性ボーカルとして、カレンの声と歌い方は、世代を超え、国境を超えて人々を魅了した。つい最近のテレビドラマ「就活家族」でも、カーペンターズの「Rainy Days And Mondays(邦題:雨の日と月曜日は)」という憂いのある曲が使われていた。

 カレンの声は艶があり、奥行きが深く、吐息のように吐き出す声すら遠くまで響く力がある。3オクターブを…

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森村潘

森村潘

ジャーナリスト

大手新聞、雑誌編集などを経てコミュニティー紙の編集などに携わる。ジャンルを超えて音楽を研究、アメリカ文化にも詳しい。

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