
4~5月に行われるフランス大統領選挙候補者で極右政党・国民戦線(FN、Front National)党首のマリーヌ・ルペン氏(48)は1968年、FN創設者の父ジャンマリ・ルペン氏(88)の3姉妹の末娘として生まれた。
父ジャンマリ・ルペン氏が72年に設立した当初、FNは泡沫(ほうまつ)政党に過ぎなかったが、84年欧州議会選挙で大躍進して以来安定して支持率10%以上を得る政党にまで押し上げた。2011年のFN党首選でマリーヌ・ルペン氏は、父親時代からの党内ナンバー2でリヨン大学の教授を務めていたブルーノ・ゴルニッシュ氏を破り、後継に選出された。
マリーヌ・ルペン氏は次期大統領選で、欧州連合(EU)離脱を問う国民投票の実施、自国通貨の復活、移民受け入れの制限--などを公約に掲げる。最近の世論調査では支持率26%で首位を走る。
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