マネー・金融経済を読む

現金とクレジットカードの中間的な「デビットカード」

塚崎公義 / 久留米大学商学部教授

 日本人は、買い物代金を現金で支払う人が多いと思います。ただ、最近ではスイカやナナコといったプリペイドカードも普及し始めていて、少額の買い物に使っている人もいるでしょう。一方で、高額の支払いにはクレジットカードを使う人も多いかもしれません。そうした支払い手段の一つに、「デビットカード」があります。

 デビットカードは預金口座を持つ銀行の支店で申し込みます。通常は銀行のキャッシュカードと一体です。申し込むと後日支店で受け取るか郵送で送られてきて、今持っているキャッシュカードと切り替え、1枚のカードでキャッシュカード、デビットカードの両方の使い方ができます。

 使い方はクレジットカードと似ています。買い物をするときにデビットカードを示し、暗証番号を入力するか…

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塚崎公義

塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。