東芝問題リポート

「だまされた」と居直る東芝・志賀─ロデリック体制の厚顔

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東芝の原子力事業の責任者だった志賀重範氏(右)とダニー・ロデリック氏
東芝の原子力事業の責任者だった志賀重範氏(右)とダニー・ロデリック氏

 投資家やメディアが注目した決算発表を延期する大失態を演じた東芝。その2月14日、原発事業の最終責任者だった志賀重範会長の辞任と、エネルギー事業の社内カンパニー社長だったダニー・ロデリック氏の解職を発表した。この処遇が「甘すぎる」として、社員からの不満と反発が噴き出していく。

 東芝社内のイントラネットでは、綱川智社長が14日に従業員に対して発信した動画メッセージを、その後もパソコンで視聴できるようにしている。そして、閲覧した社員が意見や感想、今後取り上げてほしいことを自由に書き込めるアンケート欄がある。

 ある社員は、志賀氏やロデリック氏が損失の原因や自らの責任を明らかにすべきなのに、一度も記者会見に出ず、社員にも何一つ説明をしないことに、経営者のあり方として本当に疑問に感じているという。自分はアンケートに意見を書き込むことはしなかったが、別の社員が同様の意見を書き込んだという。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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