育児サバイバル

男が家事・育児をしない理由は本当に「長時間労働」か?

藤田結子・明治大商学部教授
  • 文字
  • 印刷
生後7カ月、うまく前に進めません=東京都中央区で関口純撮影
生後7カ月、うまく前に進めません=東京都中央区で関口純撮影

 長時間労働や働き方改革のニュースが増えています。そこで男性中心のメディアを眺めると、「男性の育児参加が進まないのは長時間労働のせいだ」という論調がみられます。

 「ごめん。今日は仕事で遅くなるから、先に寝ていて」--世の男性は、本当は家に帰って子供の面倒をみたいのだけれど、仕事のせいで早く帰れないと言います。よく耳にするこの言葉、みなさんは信じていますか。本当に長時間労働だけが理由でしょうか?

この記事は有料記事です。

残り2544文字(全文2742文字)

藤田結子

明治大商学部教授

東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。5歳の男の子を子育て中。