ニッポン金融ウラの裏

証券会社の基幹商品「MRF」がマイナス金利で危機に

浪川攻・金融ジャーナリスト
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衆院財務金融委員会で答弁する日銀の黒田東彦総裁=2017年2月22日、川田雅浩撮影
衆院財務金融委員会で答弁する日銀の黒田東彦総裁=2017年2月22日、川田雅浩撮影

 投資マネーを受け入れる証券総合口座の運用を巡って、証券業界の悩みが深まっている。その背景にあるのは日銀によるマイナス金利政策である。

 個人投資家が投資資金をとりあえず置いておく証券総合口座の受け皿商品が、投資信託のひとつ、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)だ。MRFは極めて安全性の高い債券を中心に運用していて、申込手数料や解約手数料は無料で、投資家はいつでもおろすことができ、投資に回すことができる商品だ。

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。