街の文化漂う 秘蔵の宿 フォロー

「谷根千観光」楽しむ日暮里の宿 ホテルラングウッド

稲葉なおと・紀行作家、一級建築士

3950円(税込み)~

 最寄りの駅名は広く知られていても、その立地の妙味となると具体的に説明できないことがある。さまざまな要素があるのに、それらがきちんと頭の中で結びついていないのだ。

 JR日暮里駅から徒歩1分の今回の宿も、立地については、羽田空港へは40分ほど、成田空港へはスカイライナーで36分という利便性のイメージが強かった。それが1泊するうちに、他にもひかれる要素が多々見えてきた。

 ホテルのある東口は手芸やソーイングの夢が膨らむ繊維街でにぎわい、西口には谷中・根津・千駄木のいわゆる「谷根千(やねせん)エリア」が広がる。

この記事は有料記事です。

残り1613文字(全文1878文字)

紀行作家、一級建築士

1959年、東京都生まれ。東京工業大学建築学科卒。400軒以上の名建築の宿を宿泊・取材。旅行記、小説、児童文学、写真集を発表している。現在も長編小説を雑誌「ダンスビュウ」に連載中。第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞。主な著書に「匠たちの名旅館」など。近著に「モデルルームをじっくり見る人ほど『欠陥マンション』をつかみやすい」(小学館)。公式サイトでお勧めホテル、名建築の写真を多数公開中 http://www.naotoinaba.com (顔写真の撮影は寺崎誠三さん)