マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

銀行がアパートローンで「紹介手数料」を稼ぐ“無法”

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 銀行など金融機関によるアパート・マンション建築ローンの過熱ぶりは本欄でも指摘してきた。しかし、いまだにその状況は収まりそうもない。それを象徴するような一部銀行の取り組みが銀行業界で問題になりつつある。

 アパート・マンション建設は、不動産所有者の間で相続税対策を目的として拡大している。多くのケースは、宅建業者が不動産所有者に賃貸事業を提案し、そこに銀行など金融機関が加わりローンを提供するというパターンである。

 建設を進めるため、宅建業者が空き室であっても家賃を保証するケースがある。金融庁は、こうしたパターン…

この記事は有料記事です。

残り1337文字(全文1593文字)

24時間100円から読める新プラン!詳しくは こちら

いますぐ購読する

または

毎日IDでログイン
浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

世界透視術
米朝首脳会談の成果を発表した記者会見を終えて、会場を後にするトランプ米大統領=2018年6月12日、高本耕太撮影

米朝会談で“大譲歩”トランプ氏が捉われた習主席の幻

 シンガポールで開かれた米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の会談が始まる前、テレビのニュース…

知ってトクするモバイルライフ

楽天モバイル「スーパーホーダイ」リニューアルの中身

 個人向けの格安スマホでシェア1位の楽天モバイルが、新料金プランを発表した。データ通信や音声通話の定額プランがセットになった「スー…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
テロ事件の現場となった海岸沿いの遊歩道に供えられた花束(写真は筆者撮影)

テロの傷痕残る「ニース」国際観光地で知る社会の分断

 ◇モナコとニース編(3) 2017年5月。平和で賑やかなモナコ公国から、毎時2~3本あるフランス国鉄に乗って20分。ニースにやっ…

メディア万華鏡
批判を受けて撤去が決まった愛知県警の痴漢撲滅キャンペーン用ポスター=愛知県警提供

愛知「痴漢撲滅」ポスター撤去と安倍首相発言の道徳観

 あの人、逮捕されたらしいよーー愛知県警が痴漢撲滅を推進しようとして作製したポスターに対し、インターネットで「不適切だ」との書き込…

職場のトラブルどう防ぐ?

塾講師アルバイトに「兼業禁止」の誓約書は有効か

 大学3年生のA太さん(21)は、この4月から個別指導塾の講師アルバイトを始めました。今後、就職活動や卒業論文の作成があり、短時間…