「この人、この土地」だから生み出せる一品

自家製小麦と三浦野菜をつなぐ「魅惑のパン」

小高朋子・旅食ライター・カメラマン
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もっちりした食感で食べ飽きない充麦のバゲット=小高朋子撮影
もっちりした食感で食べ飽きない充麦のバゲット=小高朋子撮影

 かむほどに、小麦の豊潤な甘さと、どこか懐かしい香りが広がる。ハード系生地の「充麦(みつむぎ) 全粒粉バゲット」(360円)は、食卓にいつあっても食べ飽きない味だ。神奈川県南東部・三浦半島産の食材を使ったパンは、どれももっちりとした食感で種類も豊富だ。

三浦半島の奥にある客足の絶えないパン屋

 三浦半島の南部に位置する三浦市。海と山の自然に恵まれた土地に「三浦パン屋 充麦」はある。最寄り駅の京浜急行久里浜線の終点・三崎口駅から徒歩20分と、決して良い立地といえないが、客足は絶えない。

 地元の人だけでなく、うわさを聞きつけて東京都内から訪ねてくる人も多いという。パンを選ぶ誰もが笑顔な…

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小高朋子

旅食ライター・カメラマン

1982年、神奈川県生まれ。アパレル業界、映像製作会社を経て、フリーランスに。持続可能なモノづくりの可能性を求めて各地を巡り、地域の食文化、工芸品、産業などを取材し、写真、映像も用いてその魅力を紹介している。現在、農業者向けのビジネススクール(オンラインアグリビジネススクール)にかかわり、各地の農業現場の取材を担当。旅と、おいしい食べものと日本酒が何よりも好き。