切ない歌を探して

ペギー葉山「つたのからまるチャペル~」と学生時代

森村潘・ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷
青学大キャンパスから青山通り方面を望む
青学大キャンパスから青山通り方面を望む

 ペギー葉山さんの訃報とともに、彼女の代表曲の一つである「学生時代」を聞いて、遠い昔のある光景を思い出した。

 この歌が発表されたのは、東京オリンピックが開かれた1964年。男女の色恋を歌った演歌や歌謡曲のなかで、異色の流行歌としてヒットした清純なこの歌は、大人から子供まで幅広く親しまれ、その後も歌い継がれてきた。

 この歌が世に出て数年したころ、当時小学生高学年だった私は、学校のすぐ近くに住んでいた。あるとき家に…

この記事は有料記事です。

残り1933文字(全文2140文字)

森村潘

ジャーナリスト

大手新聞、雑誌編集などを経てコミュニティー紙の編集などに携わる。ジャンルを超えて音楽を研究、アメリカ文化にも詳しい。