江上剛の「働き方は孔子に聞こう!」

「30代で自分の生き方を見極める」孔子もそうだった

江上剛・作家
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Q 「三十にして立つ」とはどういう意味ですか

A 「30歳で進む道に自信が持てた」という心境を表す言葉です

 孔子のこの言葉はよく知られている。「吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)ふ。七十にして心の欲する所に従へども矩(のり)を踰(こえ)ず」。

 この中の一節、30歳の「立つ」の意味を考えよう。「立つ」とは、これが自分の学問だと、動かない自信が…

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江上剛

作家

1954年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。77年旧第一勧銀(現みずほ銀行)に入行。97年、総会屋利益供与事件に遭遇し、広報部次長として混乱収拾に尽力。在職中の2002年「非情銀行」で作家デビュー。03年にみずほ銀行を退行。近著に「働き方という病」など。テレビコメンテーターとしても活躍している。