「萌えキャラ」を使った環境省の温暖化防止PRについて報じる日経新聞(左)と東京新聞の記事
「萌えキャラ」を使った環境省の温暖化防止PRについて報じる日経新聞(左)と東京新聞の記事

社会・カルチャーメディア万華鏡

中央官庁がPRに使う「萌えキャラ」という女性差別

山田道子 / 毎日新聞紙面審査委員

 18日の東京新聞朝刊に「萌えキャラと『ミライ』考えよう 環境省HP 若者に温暖化防止をPR」、日経新聞朝刊に「環境省がアニメ 温暖化防止PR 萌えキャラで」という記事が載っていた。記事が同じだから共同通信の配信だろう。

 環境庁のホームページのアニメを見ると、女子高校生の「君野イマ」は節約やエコには興味なし。そこにクールで知的な「君野ミライ」が現れてイマの生活を改めさせようとする。イマはショートパンツにゾロッとした上着、なぜか靴下が片方脱げている。ミライはボディーコンシャスな上着とミニのプリーツスカート。制服風。

 毎日新聞がこの記事を載せていなくてほっとしたが、中央官庁が「萌えキャラ」を使っているのには改めて怒…

この記事は有料記事です。

残り1187文字(全文1496文字)

山田道子

山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。

イチ押しコラム

メディア万華鏡
新潮45(10月号)

杉田論文批判に反論特集を組んだ新潮45は炎上商法か

 杉田水脈衆院議員が性的少数者(LGBTなど)を「生産性がない」と差別する寄稿を8月号で載せた月刊誌「新潮45」が、1号をおいた1…

ニッポン金融ウラの裏

外国人労働者の送金ニーズと「銀行不要論」の密な関係

 労働人口の減少を背景に、国内のさまざまな産業で外国人労働者への依存度が高まっている。そうした外国人労働者にとって、稼いだ給料を家…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
バルパライソ名物のアセンソール(屋外エレベーター)片道15円ほどの気軽な乗り物(写真は筆者撮影)

チリ・バルパライソ 壁画の街で過ごした魅惑の時間

 ◇チリ・サンティアゴとバルパライソ編(4) 2017年3月初旬。飛行機の予約ミスで生じた空き時間に、チリ・サンティアゴから日帰り…

知ってトクするモバイルライフ
iPhone XS、XSマックスと同じく9月21日に発売されたアップルウオッチ「シリーズ4」

アップルウオッチ4「大画面で薄く進化」緊急通報も

 アップルウオッチの4世代目となる「シリーズ4」が9月21日、iPhone XS、XSマックスと同時に発売された。「シリーズ3」か…

職場のトラブルどう防ぐ?

パートの休憩問題で「労基署から指導」管理部長の窮地

 A雄さん(48)は、従業員数約230人の食品スーパーの管理部長です。ある店舗のパート従業員の休憩時間について労働基準監督署から是…