ニッポン金融ウラの裏

「相場の話は一切しない」独立系投資助言会社の営業手法

浪川攻・金融ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷

 福田猛氏(38)は2012年、大手証券を退社し、独立系のファイナンシャル・アドバイザー法人であるファイナンシャルスタンダード株式会社を設立し、社長となった。それから6年目を迎え、自らの業務に確かな“追い風”を感じている。

 福田氏の会社は、証券会社や金融グループに属さない金融商品仲介の登録業者だ。独立した立場から投資アドバイスを顧客に提供し、対価として投信売買注文の手数料を得る。こうした独立系のファイナンシャル・アドバイザー法人は「IFA法人」と呼ばれる。発注システムは持っておらず、多くはネット専業証券と契約し、そこを通じて売買する。

 証券会社時代に経験した営業との違いを福田氏に聞くと、「相場の話は一切しない」という答えが真っ先に返…

この記事は有料記事です。

残り1334文字(全文1654文字)

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。