江上剛の「働き方は孔子に聞こう!」

“不惑”40代が迷いやすいのは「選択肢が多い」から

江上剛・作家
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Q 「四十にして惑わず」とはどういうことですか

A 「40歳は、人生の岐路に立って迷いやすい」という警鐘です

 孔子は15歳で学問の道を志し、30歳で自分の学問に自信を持ち、この道で行くと決意し、40歳であらゆることを判断する際にも迷いがなくなったという。「四十にして惑(まど)はず」だ。この孔子の言葉で40歳のことを「不惑」というようになったのだが、実際はどうなのだろうか。

 日本では42歳は男性の厄年だ。健康面や家庭面、社会生活面で、この辺りの年齢が最も負担が大きいからだ…

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江上剛

作家

1954年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。77年旧第一勧銀(現みずほ銀行)に入行。97年、総会屋利益供与事件に遭遇し、広報部次長として混乱収拾に尽力。在職中の2002年「非情銀行」で作家デビュー。03年にみずほ銀行を退行。近著に「働き方という病」など。テレビコメンテーターとしても活躍している。