
最近、モバイルネットワークの最高速度をうたう広告をほとんど見かけなくなったが、日本の携帯電話事業者は、着々とネットワークを進化させている。背景には、スマホでの動画視聴浸透によるデータトラフィック(データ通信量)の爆発的増加と、格安スマホの増加がある。数年後に迫った5G(第5世代移動通信システム)時代開幕に向けて、新たなネットワーク競争が始まろうとしている。
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北俊一
野村総合研究所上席コンサルタント
1965年、横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。90年株式会社野村総合研究所入社。四半世紀にわたり、情報通信関連領域における調査・コンサルティング業務に従事。専門は、競争戦略、事業戦略、マーケティング戦略立案及び情報通信政策策定支援。総務省情報通信審議会専門委員。
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