コロンボの商業地区。インドの大都市より渋滞が少なく空気もクリア(写真は筆者撮影)
コロンボの商業地区。インドの大都市より渋滞が少なく空気もクリア(写真は筆者撮影)

グローバル藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

スリランカの神秘 一度もインドに支配されず生きる

藻谷浩介 / 地域エコノミスト

スリランカ編(1)

 大陸の大国の横で、小さな島国が独立している場合、そこには何か歴史的、文化的に独特な関係が存在する。中国に対する日本、大陸欧州に対する英国、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国に対するシンガポールと、地政学的位置の類似する箇所を挙げていくと、「インドに対してはスリランカ」だと思い当たる。四半世紀続いた内戦が2009年に終結して後、あまり報道されなくなったこの国は、何がインドと違っていて、そして今はどうなっているのだろう?

この記事は有料記事です。

残り2279文字(全文2500文字)

藻谷浩介

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外95カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。

イチ押しコラム

知ってトクするモバイルライフ
クアルコムの「スナップドラゴン855」

米クアルコムが開発「5G」対応半導体のスゴさ

 米半導体大手のクアルコムは、ハワイ・マウイ島で12月4日(現地時間)、旗艦スマートフォン用の半導体「スナップドラゴン855」を発…

ニッポン金融ウラの裏
 

日本では育たない?独立系金融アドバイザー「IFA」

 リテール証券の営業の新たな担い手として注目されているのがIFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)だ。証券会社や銀行から独立し、…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」は慰霊碑であるとともに現代アートのマスターピースでもある(写真は筆者撮影)

ベルリンで藻谷氏が見た「ナチスの忌まわしい記憶」

 ◇ドイツ・ベルリン編(2) 28年ぶりに訪れたベルリンは、ドイツの首都らしく堂々とした、しかしどこか人影が少なく人工的な雰囲気の…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

「有休取らない社員」年5日取得義務化でどう変わる

 A夫さん(46)は、社員数約50人のソフトウエア開発会社の経営者です。3年ほど前から社員の働き方を見直したり、年次有給休暇の取得…

メディア万華鏡
「伝統と創造の会」総会に臨む稲田朋美氏=衆院第2議員会館で2017年12月11日、川田雅浩撮影

本当の敵は誰なのか?「名誉男性」批判へのモヤモヤ感

 「稲田朋美って『名誉男性』なんだって。分かる」というメールが友人から届いて以来、モヤモヤが続いている。 ◇稲田朋美氏に続き杉田水…