海外特派員リポート

現実路線・ムニューシン米財務長官が本音を見せた瞬間

清水憲司・毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)
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和やかな雰囲気のなか対談するムニューシン米財務長官(右)と国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事=米ワシントンで2017年4月22日、IMF提供
和やかな雰囲気のなか対談するムニューシン米財務長官(右)と国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事=米ワシントンで2017年4月22日、IMF提供

 ワシントンで4月下旬、主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が、国際通貨基金(IMF)・世銀総会に併せて開催された。経済政策をめぐる各国の主張のぶつかり合いが焦点だが、数多く行われる討論会を通じ、各国財務相の言葉遣いや互いの関係性を知ることも、今後を占ううえで大切だ。G20の傍らで展開された「場外」の動きを報告する。

 ほぼ1週間にわたって行われる一連の会議で最も注目されたのは、ムニューシン米財務長官と、元フランス経…

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清水憲司

毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)

 1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を卒業後、99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て、東京経済部で流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当した。2014~18年には北米総局(ワシントン)で、米国経済や企業動向のほか、通商問題などオバマ、トランプ両政権の経済政策を取材した。