この酒場この一品

脇役を主役に変えたポテサラ&アイオリソースの美味

印束義則・ライター
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熱々の鉄板皿で提供される「丸ごと1匹!いわしの焼きポテトサラダ ポルトガル風」(880円税別、以下同)
熱々の鉄板皿で提供される「丸ごと1匹!いわしの焼きポテトサラダ ポルトガル風」(880円税別、以下同)

 ポテサラ人気は依然衰えることなく、多くのお店が意欲的に商品開発に取り組んでいる。そんな中、大胆にもポルトガル料理をポテサラに仕立てた一品がある。福岡・今泉の「COMATSU 今泉店」(福岡市中央区今泉、西鉄天神大牟田線西鉄福岡駅徒歩5分、地下鉄空港線天神駅徒歩7分)が提供する、「丸ごと1匹!いわしの焼きポテトサラダ ポルトガル風」(880円税別、以下同)だ。

 「新しいポテサラに挑戦したら、ポルトガル料理にたどり着いた」。「COMATSU」のポテサラは、そんな背景で誕生した。ポテサラをメニュー化するにあたり、まずどこにもないポテサラを作ろうと考え、さらに昨今ブームのパクチーも加えようとアイデアを煮つめたところ、ふと、あるポルトガル料理の存在に気づいた。それが、“イワシの塩焼き”である。

 ポルトガル料理のイワシの塩焼きとは、塩焼きにしたイワシに、ゆでたジャガイモやパクチーなどをつけあわせ、レモンをしぼって、オリーブオイルをかけ回して食べる料理のこと。つけあわせにはさまざまなパターンがあるが、「COMATSU」ではジャガイモに着目し、ここからポテサラの発想を広げていった。

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印束義則

ライター

1966年福岡県生まれ。飲食店専門誌を多数発行する旭屋出版で「すしの雑誌」など専門誌、ムック編集に携わり、独立後はライターとして幅広く活躍。これまでに取材した飲食店は2000店以上、ローカル立地の繁盛店などニッチな飲食店情報に強い。「月刊近代食堂」(旭屋出版)に「ローカル実力店の強さの秘訣」「繁盛店を作るメニュー表」、「日本外食新聞」(外食産業新聞社)に「二等立地…地方立地…ありえない立地 印束義則の繁盛店実況中継」を連載中。