くらし下流化ニッポンの処方箋

経済だけでは測れない「新しい幸せモデル」が必要だ

藤田孝典 / NPO法人ほっとプラス代表理事

 「貧困クライシス」(毎日新聞出版、972円)の著者・藤田孝典さんと芥川賞作家、平野啓一郎さんの対談3回目は、「失われた20年」とその先の社会の形がテーマになりました。私たちは経済成長以外の「幸せモデル」を作ることができるでしょうか。【構成/経済プレミア編集部・戸嶋誠司、撮影/高橋勝視】

藤田孝典さん×平野啓一郎さん対談(その3)

 編集部 藤田さんも平野さんも就職氷河期世代、バブル経済崩壊後の失われた20年を生きた世代ですね。

 平野 僕らが社会に出る1997年ごろ、確かに就職が厳しくなりました。主観ですが、95~96年ぐらい…

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藤田孝典

藤田孝典

NPO法人ほっとプラス代表理事

1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学人間福祉学部客員准教授、反貧困ネットワーク埼玉代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。ソーシャルワーカーとして現場で生活困窮者支援をしながら、生活保護や貧困問題への対策を積極的に提言している。著書に「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版)「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」「ひとりも殺させない」「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」など。

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