週末シネマ

ヒーローを超えた“生身のローガン”最後の闘い

勝田友巳・毎日新聞学芸部長
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LOGAN/ローガン=配給・20世紀フォックス映画/(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation/6月1日(木) 全国ロードショー
LOGAN/ローガン=配給・20世紀フォックス映画/(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation/6月1日(木) 全国ロードショー

 ハリウッドのフランチャイズ映画、あなどるなかれ。しょせん漫画のヒーローが、現実離れしたアクションで地球を救うお気楽映画だろ。まあおおむねその通りなのだが、時には先入観を逆手に取ったような怪作が作られる。

 この映画も、「XーMEN」シリーズのセンター格を主人公にしながら、タイトルがヒーロー名の「ウルヴァリン」ではなく、本名「ローガン」で「X-MEN」の表記はどこにもなし、しかもヒーロー映画なのに映倫の鑑賞年齢制限付き。ウルヴァリンの最後と銘打って、捨て身の姿勢が見えるのである。

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勝田友巳

毎日新聞学芸部長

1965年、茨城県出身。北海道大文学部卒。90年毎日新聞に入社し、松本支局、長野支局などを経て、東京本社学芸部。映画を担当して15年、新作映画を追いかける一方、カンヌ、ベルリンなど国際映画祭や撮影現場を訪ね、映画人にも話を聞いて回る日々。毎日新聞紙面で「京都カツドウ屋60年 馬場正男と撮影所」「奇跡 軌跡 毎日映コン70年」の、2本の映画史ものを連載中。