メディア万華鏡

読売新聞を自民党機関紙扱いした安倍首相の夜郎自大

山田道子・毎日新聞紙面審査委員
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参院予算委員会で憲法9条改正に関する質問に答える安倍晋三首相=2017年5月9日、川田雅浩撮影
参院予算委員会で憲法9条改正に関する質問に答える安倍晋三首相=2017年5月9日、川田雅浩撮影

 「自民党総裁としての考え方は詳しく読売新聞に書いているので、熟読していただければいい」。安倍晋三首相が8日の衆院予算委員会で、民進党の長妻昭氏から憲法改正発言の真意を問われ、こう答えたのには驚いた。

 安倍首相は読売新聞の単独インタビューを受け、憲法改正についていち早く、詳しく語り、3日付の同紙に掲載されたのだ。自民党総裁としての考えを表明するなら党機関紙である自由新報ですればいい。安倍首相は意識してないかもしれないが、読売新聞を自民党あるいは党総裁の機関紙とみなしているわけで、読売新聞は怒ったほうがいいんじゃないか。

 さらに安倍首相は、15日に東京都内で開かれた中曽根康弘元首相の白寿(99歳)を祝う会合に出席し、「…

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山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。