藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

藻谷浩介がラパスで見た「町の高低差と貧富の差」

藻谷浩介・地域エコノミスト
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ラパス都心の市場(写真は筆者撮影)
ラパス都心の市場(写真は筆者撮影)

 富士山頂よりも標高の高い、世界最高所の首都、ボリビアのラパス(憲法上の首都はスクレ)。普通なら市街地にはなりえない急斜面に暮らしが息づく。この空気の薄い町を1日歩き回って実感した「世界一難儀な地形に広がる大都市」のリポートの第3回。

 ロープウエーのレッドラインとブルーラインで絶景を楽しんだのち、再び市街地の北部にあるセントラル駅(旧ラパス駅跡)まで降りて来た。別系統のイエローライン・グリーンラインにも、ぜひ乗らねばなるまい。

 普通の観光客であれば駅までタクシーに、地元庶民であればミニバスに乗るところ、筆者はとにかく歩くのが身上なので、相変わらずの空気の薄さにあえぎながら、のたのたと1時間半近くも都心を縦断する。この国は貧乏だが、治安は南米屈指に良好ということで、安全に楽しくイエローラインのソポカチ駅にたどり着いた。

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外114カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。