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修猷館、時習館、伝習館…名門高校のルーツに藩校

エコノミスト編集部
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「明教館」は松山東高校に移築された
「明教館」は松山東高校に移築された

 江戸時代の藩校は廃藩置県に伴い廃されたが、藩校をルーツとする名門高校の生徒、教師、卒業生らにはいまも誇りがある。週刊エコノミスト5月23日号の巻頭特集「ザ・名門高校」より報告する。(ジャーナリスト・猪熊建夫+エコノミスト編集部)

断絶したものの校名を襲名

 江戸時代の中期以降、各藩は競うように藩校を開設した。全国各地の名門高校には、そもそものルーツは藩校だった、とする学校が多い。

 藩校での教育内容は漢学、皇学が中心で、洋学を取り入れていた藩校は3分の1にとどまる。旧制中学の教科の核心は洋学だったから、「藩校をルーツ」としている旧制中学でも藩校との間には、断絶がある。

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エコノミスト編集部

藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。