ニッポン金融ウラの裏

「少額積み立て」を若者に勧める投資アドバイザーの発想

浪川攻・金融ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷

 個人型確定拠出年金(iDeCo)に続いて、少額投資非課税制度(NISA)の積み立て型が今秋にも販売開始となる。これによって、積み立て投資が大衆レベルの資産形成手段として定着化するかどうか。金融分野における今年の注目点の一つとなっている。

 というのも、証券会社や銀行は従来、積み立て投資を積極的に顧客に勧めてきたとは言えないからだ。実際、今年1月から始まった個人型確定拠出年金も一部のネット専業証券などで高い実績が上がっているものの、対面営業を行っている証券会社や銀行では、実績は伸び悩んでいる。

 こうしたなかで、証券セールスの新勢力と見られているのが、「積み立て投資のプロフェッショナル」と言わ…

この記事は有料記事です。

残り1269文字(全文1567文字)

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。