街の文化漂う 秘蔵の宿 フォロー

緑の中に建つ芦ノ湖キャンプ村レイクサイドヴィラ

稲葉なおと・紀行作家、一級建築士

7500円(税込み)~

 箱根スカイラインのドライブを楽しみ、湖尻峠料金所を通過したところで、緑に囲まれた青々とした湖面が目に飛び込んできた。その緑の中に、まるで樹木と一緒にその場に植えられたかのような屋根が二つ見える。それが芦ノ湖の湖畔に広がるキャンプ村のセントラルロッジと多目的ホールだと数分後にわかった。

 東名御殿場インターからだと乙女峠経由で約30分。小田原インターからだと仙石原経由で約40分。新宿から高速バスで箱根桃源台まで行き、下車後徒歩でというアクセスもある。

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紀行作家、一級建築士

1959年、東京都生まれ。東京工業大学建築学科卒。400軒以上の名建築の宿を宿泊・取材。旅行記、小説、児童文学、写真集を発表している。現在も長編小説を雑誌「ダンスビュウ」に連載中。第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞。主な著書に「匠たちの名旅館」など。近著に「モデルルームをじっくり見る人ほど『欠陥マンション』をつかみやすい」(小学館)。公式サイトでお勧めホテル、名建築の写真を多数公開中 http://www.naotoinaba.com (顔写真の撮影は寺崎誠三さん)