メディア万華鏡

お友達に足を引っ張られ「退陣アベノパターン」再現か

山田道子・毎日新聞紙面審査委員
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北朝鮮問題などについて答弁する稲田朋美防衛相。右端は安倍晋三首相=2017年6月5日、川田雅浩撮影
北朝鮮問題などについて答弁する稲田朋美防衛相。右端は安倍晋三首相=2017年6月5日、川田雅浩撮影

 安倍晋三政権の手法、すなわち“アベノパターン”というものがある。最近、自業自得というか自縄自縛に陥り、通用しなくなってきている。

 消費増税延期を「公約撤回」ではなく「新しい判断」、「共謀罪」を「テロ等準備罪」などと言い換え、言葉の印象で操作しようとするのはアベノパターンの一つ。

 参院法務委員会の採決を省略して本会議で「共謀罪」法成立を図った「中間報告」という手法もその一種だ。「中抜き」とか「禁じ手」とかもっと刺激的な言い回しだったら、あのように事態は動いただろうか。

 「中間報告」という手法を使った背景には、お友達・公明党に寄り添う官邸の意向があった。公明党が受け入…

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山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。