経済プレミアインタビュー

事実上の“完全雇用”でいよいよ賃金は上がるのか

編集部
  • 文字
  • 印刷
河野龍太郎さん
河野龍太郎さん

BNPパリバの河野龍太郎氏に聞く

 経済の人手不足感が強まっている。ではそれによって賃金は上がっていくのか。BNPパリバ証券チーフエコノミストの河野龍太郎さんに聞いた。【聞き手は経済プレミア編集部、平野純一】

 --人手不足が深刻になってきています。賃金上昇につながる可能性はあるのでしょうか。

 ◆河野龍太郎さん 日本の名目賃金は1990年代後半から減少傾向が始まり、足元でも大きな回復は見られていません。実質賃金も同様です。

 ただ、失業率はいま3.1%(5月)ですが、私の分析では2017年末は2.5%、18年末は2.3%まで下がると見ています。かなり労働需給は逼迫(ひっぱく)してきています。19年になっても世界経済の拡大が続いていれば、賃金上昇が一気に加速していく可能性は十分あります。

この記事は有料記事です。

残り1922文字(全文2266文字)

編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz