
東京のJR山手線内側エリアで新築マンションの分譲価格が高額化し、千代田・中央・港の都心3区で山手線内側に位置する場所では、3LDKが2億円以上、新宿・渋谷・文京区では1億円以上が普通になってしまった。
山手線内側が高騰するのは、外国人にも、東京以外に住んでいる人にも「分かりやすい都心」であるからだろう。
となると注目したいのは、山手線の外側。それも、わずかに外側で、山手線の駅に近い場所。山手線内側と大差ない立地で割安に都心マンションが手に入るからだ。
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櫻井幸雄
住宅ジャーナリスト
1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。