
日本ABC協会が2016年下半期(7~12月)の雑誌実売部数を発表した。トップは「週刊文春」で42万7229部。上半期よりは減っているが、前年同期より5万部近く増えた。「週刊現代」31万3694部、「週刊新潮」25万7104部、「週刊ポスト」24万6082部と続く。
総合週刊誌業界は実売部数が減り、厳しさを増している。そんななかで週刊文春が部数を増やしているのは、スクープ「文集砲」のすごさだろう。けれど、「文春砲」しかない社会はおもしろくないし、嫌だ。
「文春砲」といえども、それだけだと週刊誌業界は必ず衰退する。週刊誌の種類が多い社会のほうがいい。流行の言葉で言えば多様性、ダイバーシティーが社会を強くするのだと思う。
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