
今年は北海道でも暑い日が頻発している。その北海道に7月初旬に出かけた。札幌市でも32度まで気温が上がり、帯広市では35度を記録する場所もあった時期だ。東京と大差ない暑さだったが、その暑さのおかげで気づくことがあった。それは、水道の水が非常に冷たいことだった。
北海道では、貯水池が高所にあってもともと水が冷たいこと、そして、冬場に水道管の凍結・破裂を防ぐため、水道管の断熱をしっかり行う効果で、夏も水道水が冷たく保たれる。
その冷たさは、手を洗うと心地よいを通り越して、驚きで手を引っ込めてしまうほど。ウオーターサーバーの冷水より水道水のほうが冷たいところもあった。
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櫻井幸雄
住宅ジャーナリスト
1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。