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驚異の「ゲノム編集」技術で市場は2025年に1兆円

エコノミスト編集部
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 生物の設計図といえる遺伝情報「ゲノム」を狙った部分だけ切り貼りして改変する--。ノーベル賞有力候補といわれるゲノム編集の新技術が開発され、医療はじめ各業界が巨額のマネーを投じ始めた。週刊エコノミスト7月25日号の特集「病は遺伝子で治す」よりダイジェストでお届けする。

病気を「遺伝子から治す」

 世界最大の石油メジャー、エクソンモービルと米バイオベンチャーのシンセティック・ゲノミクスは6月、藻類が作る油分の量を20%から40%に倍増させる方法を発見したと公表した。藻類が作るバイオ燃料を化石燃料に代わる新たなエネルギーにするための共同研究の一環で、藻類の遺伝子を改変したという。それを可能にしたのが「ゲノム編集」と呼ばれる技術だ。

 「ゲノム」とは、生物の細胞核の中のDNA(デオキシリボ核酸)に含まれる、生物を形作る遺伝情報のすべ…

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エコノミスト編集部

藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。