
東京の都心部で、新築ワンルームや1Kのコンパクトマンションが売れている、と言っても、にわかには信じられないだろう。ところがこれ、紛れもない事実なのである。
ワンルームというマンションの形態が誕生したのは1970年代半ば。新宿区や港区、渋谷区などの都心部に「1部屋だけ」の分譲マンションとして登場した。
ちなみに、「ワンルーム」は和製英語で、欧米式にいうと「スタジオタイプ」となる。が、欧米のスタジオタイプは日本のワンルームより広い。
この記事は有料記事です。
残り1279文字(全文1496文字)
投稿にはログインが必要です。
櫻井幸雄
住宅ジャーナリスト
1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。
注目コンテンツ