
出版大手の小学館とIT大手のDeNA(ディー・エヌ・エー)は8月3日、共同でプレスリリースを発表した。両社が合弁会社を設立し、DeNAが運営していた女性向けファッション情報サイト「MERY(メリー)」の名称を引き継いだ新たなサイトを年内をめどに開設するというものだ。
MERYを含め、DeNAが運営していた10の情報サイトは昨年、他サイトからの写真や記事の盗用が指摘された。医療といった人の健康に関わる分野でも、間違った内容やいいかげんな記事が掲載されていることがわかり、10サイトはすべて閉鎖された。
DeNAが設置した第三者委員会が調査を行い、盗用が疑われるコンテンツは、画像だけで最大74万個とされた。MERYなど10サイトを舞台に、最大級の著作権侵害が行われていた。これだけの問題を引き起こしたサイトの名前をなぜ、小学館とDeNAは再び使うのだろうか。
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編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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