街の文化漂う 秘蔵の宿

「露天風呂から新幹線」駅直結の宿ココ・グラン高崎

稲葉なおと・紀行作家、一級建築士
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5900円(税込み)~

 滞在中、何度も思った。至れり尽くせりの宿とは、こういうホテルをいうのだろう。

 高崎は、東京から新幹線で1時間弱、高速道路で2時間ほど。微妙な距離感があるイメージだが、このホテルに訪れたことで、その印象はまったく変わってしまった。

 JR高崎駅から直結する空中廊下に面したエントランスを入った途端、滝の水音が耳に、流木や自然石と緑を生かしたラウンジが目に飛び込み、こころは一気にリゾート気分に包まれた。たった1、2時間の移動で、光と緑と水におおわれた、日常とはかけ離れた空間に身を置くことができるのだ。

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稲葉なおと

紀行作家、一級建築士

1959年、東京都生まれ。東京工業大学建築学科卒。400軒以上の名建築の宿を宿泊・取材。旅行記、小説、児童文学、写真集を発表している。現在も長編小説を雑誌「ダンスビュウ」に連載中。第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞。主な著書に「匠たちの名旅館」など。近著に「モデルルームをじっくり見る人ほど『欠陥マンション』をつかみやすい」(小学館)。公式サイトでお勧めホテル、名建築の写真を多数公開中 http://www.naotoinaba.com (顔写真の撮影は寺崎誠三さん)