ロンドン中心部の大通り。ディーゼル車から排出され、呼吸器疾患の原因とされる二酸化窒素(NO2)の濃度は欧州最高レベルに達する=2017年8月5日、三沢耕平撮影
ロンドン中心部の大通り。ディーゼル車から排出され、呼吸器疾患の原因とされる二酸化窒素(NO2)の濃度は欧州最高レベルに達する=2017年8月5日、三沢耕平撮影

グローバル海外特派員リポート

「脱ディーゼル」に直面する自動車大国ドイツの苦悩

三沢耕平 / 欧州総局特派員(ロンドン)

 ディーゼル車を規制する動きが欧州で加速している。英国とフランスは2040年までにガソリン車とディーゼル車の販売を禁止すると発表。ロンドンなど自治体レベルの規制も広がっており、電気自動車(EV)の期待が急速に高まってきた。だが、自動車大国・ドイツにはディーゼル規制に慎重な声が少なくなく、自動車新時代への戸惑いも見え隠れする。

 「この交通革命によって大気汚染を減らしていく」。英国のクリス・グレイリング運輸相は7月26日にこう…

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三沢耕平

三沢耕平

欧州総局特派員(ロンドン)

1972年千葉県生まれ。明治大学法学部卒。98年毎日新聞社入社。松本、甲府支局を経て、2004年から経済部で財務省、日銀、財界などを取材。政治部にも在籍し、首相官邸、自民党などを担当した。16年10月から欧州総局特派員。