マンション・住宅最前線

知っておきたい「定期借地権マンション」の長所と短所

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
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 まもなく、三井不動産レジデンシャルが「パークホームズ落合南長崎」というマンションの分譲を始める。

 建設地は、東京都豊島区南長崎2。都営地下鉄大江戸線の落合南長崎駅から徒歩9分。もしくは、西武池袋線椎名町駅から徒歩11分。電車に乗れば、新宿駅まで13分、池袋駅まで1駅3分という立地で、建設地周囲は落ち着いた住宅エリアとなる。

 東京23区内で立地条件がよく、完成予想図をみると、地上5階地下1階建ての建物には風格が漂う。みるからに高級マンションなのだが、その予定価格は約55~78平方メートルが4700万円台から8300万円台。5900万円台と6400万円台が最多価格帯になっているので、「思ったほど高くない」と思うのではないだろうか。実際、安い。それにはワケがある。同マンションは、定期借地権方式なのだ。

 定期借地権方式のマンションは、数が少ない。少ないが、爆発的な人気を集めることがある。それは、非常に良い場所で、「こんなに安いの」と驚くような価格設定になることがあるからだ。

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櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。